はじめに
千葉県船橋市は、人口61万・高齢化率19.7%の中核都市です。
今後高齢化は急激に進み、平成27年には24.7%、平成32年には26.5%と4人に1人が高齢者となります。千葉県は全国でも高齢化の進行は第2位を占める見込みです。
高齢者の増加とともに、在宅療養の普及と資質の向上は必須の問題となっております。国も対策として地域包括ケアシステム構築に向け体制づくりに入っております。
設立趣旨
在宅療養を支える地域包括ケアシステムの構築には、地域における関連多職種の連携が必要とされます。顔の見える、有機的連携には組織の構築が必要になります。 医療圏と異なり、在宅療養圏と生活圏はある程度重なっております。そのため中小地域での組織構築が連携には有効であると考えます。
船橋南部在宅療養研究会の設立
上記の考えより平成19年10月当研究会を設立しました。最初は18施設の参加で始まり、現在66施設が参加しております。会員は施設会員のみとし、本会の目的に賛同する在宅関係者すべて。
活動の基本
- 地域における在宅療養に関する問題点の抽出を行う。
- 解決のための作業班を立ち上げる。
- プロジェクトを実行する。
- 結果を検証するため、学会・研究会に発表する。
- 次の作業に入る。
- 会員が上記の情報を研究会で共有する。
- 燃え尽き症候群予防のため懇談会を行う。
活動内容
総会・学術総会
時期:5月
勉強会
時期:4月・6月・9月・10月・11月・2月・3月 原則第2週金曜日
公開セミナー
時期:1回/年
作業班
- 地域連携カルテ班
- 褥瘡班
- 動作介助班
- 栄養・緩和班
- 認知症ネットワーク班
連携
参加の関連多職種が楽しく顔の見える連携をとれる場です。それぞれの問題点をみんなで検討したり、勉強会で資質の向上を図ったり、懇親会で息抜きをしたり、サービス提供者の井戸端会議というところです。年会費も施設費で1,000円からとお安くなっております。